• https://www.facebook.com/pages/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%B9/761059013965498

アルコイリスインカの台所オンラインショップKANBAN-RIG.jpg

インカインチオイルについて


HOME > 商品一覧 > オイル > インカインチオイルについて|由来|栄養成分

インカインチオイルの由来・原産

インカグリーンナッツは、ペルーアマゾンの熱帯雨林に分布する
トウダイグサ科の蔓性常緑樹です。
ペルーでは一般的に「サチャインチ」と呼ばれていますが、学名は「プルケネティア・ボルビリスL.」と言います。
「プルケネティア・ポリアデニア」、「プルケネティア・ウアイリャバンババナ」、「プルケネティア・ブラチボトリア」、「プルケネティア・ロレテンシイス」などの近縁の野生種があり、しばしば混同されますが、最も利用価値の高く、現在ペルー国内で一般的に栽培
されているのは、「プルケネティア・ボルビリスL.」です。
1989年に、ペルー国立農業技術研究所がインカインチに関する研究に着手しました。その中でブラジル、エクアドル及び、コロンビア国境付近を含むペルー国内を対象にフィールド調査が実施され、52種類のエコタイプ及び品種を収集、その後の研究で8種類が優良品種として
選定されています。


熟す前のサチャインチ


莢の中身

サチャインチが現在のように農産物として栽培が開始されたのは、今から10年程前のことで、このペルーアマゾン原産のナッツにビジネスとしての価値を見出した、自然愛好家でもありまた発明家としても知られるペルー人のホセ・アナヤ博士が、農民にアグロフォレストリー栽培(農地に樹木を植えて森林を育てながら、樹間で農作物の栽培をする)を奨励したのが始まりと言われています。
その後、アナヤ博士が設立した「アグロインダストリアス・アマゾニカス社」は、このインカインチオイルを2004年のフランスSEAL国際見本市に出品し、オメガ3脂肪酸の含有率の高さが注目を集めました。同年6月には、食の都パリで開催された国際的な食用油のコンクールである『パリウォルル食用油サロン』において、
オリーブオイル以外の植物油部門で金を獲得し、これがきっかけとなり、ペルーの都市部でも注目を集めることとなりました。
日本では、2006年1月からNPO法人アルコイリスが、「インカグリーンナッツ・インカインチオイル」(商品名)を販売しています。

ペルーアマゾンは、標高の低い「低地ジャングル」から、アンデスとの境界に至る標高の高い「高地ジャングル」に至るまで、世界的にも稀有な、実に多様な熱帯雨林環境が特徴です。ペルー国内には約25,000種類の植物(世界の約10%)があり、その内4,000種類にも
のぼる有用植物が、日々の営みの中で様々な用途に利用されていると言われていますが、サチャインチも、ペルーの多様な自然環境が生み出した貴重な植物資源の一つです。
サチャインチは蔓性の半木質の植物で、写真にあるように雄花と雌花を持ち、虫や風により他家受粉し、結実します。種まき後約7カ月で
最初の収穫があり、一年を通じて成長を続け、毎月収穫があり、雨季に収穫のピークを迎えます。星型の莢は4~9つの種実を付け、緑色の莢が褐色に熟すると、収穫の合図です。収穫後、種実は莢を剥かず
そのままの状態で風通しの良いところに保管することで、長い期間に渡り品質の劣化を防ぐことができます。

02-01_FLOR_R.jpg
サチャインチの花

02-03.jpg
完熟したサチャインチ

サチャインチの生産地の中には、道路などのインフラが整っていないところも多くあり、特に雨季には収穫物の運び出しが困難になることから、長期的に保存のきくサチャインチは、自然環境や社会的条件の制約を受けることが少なく、ペルー
アマゾンの広い地域において、適地適作となる可能性を秘めています。

伝統的利用法

国立ペルーアマゾン研究機関の資料には、紀元前後から西暦700年頃までペルー北部を中心に繁栄した「モチェ文明」の遺跡から、
サチャインチの莢を模った土器が出土する等、その利用起源は古く、プレインカ時代から日常的に利用されてきたことが書かれています。また、サチャインチの食経験としては、食用油に加え、炒り豆や若葉のサラダがあり、「食」以外の利用法としては、バタンなどの道具を利用しオイルを搾り、灯明などの燃料とする利用法について触れられています。更に、サチャインチから搾ったオイルと搾り粕の粉末とを混ぜ合わせクリームを作り直接肌に塗布したり、搾ったオイルを直接体に塗り込む等美容や健康に資する利用法が紹介されています。

伝統的用法.jpg
※クリックすると拡大します
03-05_BATAN_R.jpg
食材をすりつぶすための器具「バタン」

サンマルティン州タラポト市にある郷土料理レストラン「パタラシュカ」では、
豆乳、豆スープ、豆チーズ、豆サルサ、豆チマキなど、サチャインチの種実を
使ったチャンカ族の伝統料理が再現されています。中でも青バナナを潰し、塩、
玉葱、ハーブ、そして砕いたインカインチのナッツを混ぜ合わせ、団子状に固める「タカチョ」と呼ばれる料理が、定番メニューとして人気があります。

構成成分と栄養価値

インカインチの成分組成

インカインチの種実の栄養成分は脂質が約5割、タンパク質が3割強を占めています。

タンパク質 33.3%
脂質 48.7%
炭水化物 9.5%
繊維質 1.6%
水分 4.2%
灰分 2.7%
熱量 562カロリー

インカインチのアミノ酸組成

インカインチのアミノ酸組成について、2002年にフロリダ州立大学の研究グループが興味深いデータを発表しています。
インカインチには、WHO世界保健機関が推奨するアミノ酸摂取パターンとの比較において、2歳以下の乳幼児に対し摂取が推奨
されているヒスチジンを除き、すべての必須アミノ酸について十分な量を含有しているとされています。これは、成人のアミノ酸摂取要求に対しては、完全なタンパク質であることを意味しますが、我々の知るところでは、植物の種子由来としてはこれほど
までに栄養的に完成度の高いタンパク質は、他にはありません。
加工を加えない生のインカインチの種実は、TPCKトリプシン、TCKLキモトリプシン、ペプシンといった消化酵素によって完全には消化されませんが、加熱変性すれば直ちに消化されることが、試験管実験において確認されています。また、実験を行なった
3種類の消化酵素のうち、ペプシンが加熱変性したインカインチを加水分解するにあたり最も有効であるということも確認されています。

インカインチオイルの脂質特性

脂質組成.jpg

インカインチの脂質を構成する脂肪酸組成は、オメガ3不飽和脂肪酸
(α-リノレン酸)が多く、概ね50%を占めています。
オメガ3の含有量としては、日本のマーケットで現在手に入る植物由来のオイルの中で、最も多い部類に入ります。一方、オメガ6(リノール酸)の含有率は30~35%ですから、必須脂肪酸(オメガ3とオメガ6)が、全体の80%以上と高い割合を占め、且つバランス良く含まれているのが特徴です。

酸化防止効果を有するビタミンEも200mg(100g中)以上含んで
います。このオイルの抗酸化性能をPAO-SO検査で測定したところ、市販のエキストラバージンオリーブオイルの約2.5倍という、
極めて強い抗酸化力を有する結果が示されました。
これを踏まえ、昭和女子大学福島正子教授の研究グループが行った
ヒト臨床試験では、DNAの酸化損傷抑制作用が突き止められて
います。この研究成果は、日本脂質栄養学会の学会誌「脂質栄養学Vol19,No1」(2010年3月発行)に掲載されました。

酸化に強い.jpg

製法

「インカグリーンナッツ・インカインチオイル」は、ペルーアマゾンで伝統的かつ、農薬を使用しない農法で栽培されたインカグリーンナッツを使用しています。また、樹木と農産物を同じ場所で同時に栽培する「アグロフォレストリー」方式により生産された種子も積極的に使用しています。また、遺伝子組み換え原料や食品添加物などは
一切使用しておりません。
種子からオイルを作る搾油工程では、「コールドプレス(低温圧搾)方式」を採用しております。ヘキサンなどの溶剤を使用したり、精製などの化学的処理がなされていないことを保証いたします。一回の
圧搾後、一度デカンタ槽においてオイルを落ち着かせ、フィルターで濾過をし、缶に充填しています。
すべての生産ロットについて日本国内で品質検査を行っています。

INDEX_01.JPG